【R4.11.9】令和4年度岩手県農業委員会大会を開催

11月9日、キャラホールにおいて、農業委員会関係者が一堂に会し、農業委員会組織が果たすべき使命と役割を踏まえ、農業委員、農地利用最適化推進委員等の更なる行動を誓うことを目的に、令和4年度岩手県農業委員会大会を約400名の参加者のもとに開催しました。

大会では、3名の農政功労者の表彰、永年勤続農業委員・農地利用最適化推進委員表彰、農業委員会等活動表彰を行なうとともに、「農業施策の充実に関する要請決議」、「農業委員会活動の充実強化に関する申し合わせ決議」を決議し、大会宣言、ガンバロー三唱で締めくくりました。

また、午後には、農業委員・農地利用最適化推進委員特別研修として一般社団法人全国農業会議所 事務局長 稲垣 照哉氏にご講演いただきました。

なお、大会後の11月11日、決議した「農業施策の充実に関する要請」を岩手県農林水産部長、岩手県議会議長に対して要請しました。12月1日には、岩手県選出国会議員に対しても要請活動を行うこととしています。

【R3.2.18】いわてポラーノの会が達増知事との意見交換会を開催

達増知事といわてポラーノの会の集合写真(下段中央:達増知事、下段中央右:安藤会長)

 県内の女性農業委員と女性農地利用最適化推進委員で組織するいわてポラーノの会(安藤直美会長)は2月18日に盛岡市内で、女性委員の資質向上と活動強化に向け、達増拓也県知事との意見交換会を開催しました。

 この意見交換会は、例年2月に開催している同会の総会と女性農業委員・農地利用最適化推進委員活動研修会に併せて開催したもので、女性委員46名のほか農業委員会関係者が出席しました。

 意見交換会では、事務局が同会の活動を紹介し、農業委員2名が農地利用最適化推進活動や地区別懇談会についての活動報告をしました。

 矢巾町農業委員会の阿部江利子農業委員は、同町の人・農地プランの実質化の状況を説明し「プラン実質化の話し合いに参画することで、みなさんの営農状況を把握できたことが成果である。今後の活動が円滑に進めやすくなった」と締めくくりました。

 遠野市農業委員会の佐々木恵美子農業委員は、農業高校の生徒とエゴマの栽培により遊休農地を解消した事例を報告し「女性委員は、男性委員に比べて積極的に食育活動を行っているが、その活動経費は個人が負担している」と厳しい状況を訴えました。

 達増知事は「本県における農業委員会の女性の割合は全国的に高く、活動も活発である。今後もみなさんの活動を全国に発信するとともに、いわてポラーノの会が益々発展してほしい。現場の活動を支援するために今後もご提案を頂きたい」と激励の言葉を頂きました。

 安藤会長は「本年12月で本会は20周年になるが、これまでの活動を知事に報告する機会を頂いたことに感謝するともに、応援して頂いたことが今後の活動の励みになる」と感謝の言葉を述べました。

【R2.12.11】いわてポラーノの会が釜石市「浜べの料理宿 宝来館」で女性の活躍現場の視察研修を実施

三陸鉄道鵜住居駅で集合写真

岩﨑昭子代表取締役社長の講話の様子1

岩﨑昭子代表取締役社長の講話の様子2

安藤会長のお礼の挨拶

 いわてポラーノの会は、12月11日に釜石市「浜べの料理宿 宝来館」で岩﨑昭子代表取締役社長のグリーンツーリズムや震災復興、ラグビーワールドカップ2019の取り組みを情報収集し、意見交換を通じた研修を行いました。

研修内容は下記のとおりです。

〇東日本大震災の復興状況を視察
 宮古駅から研修会場最寄り駅の鵜住居駅までの間を、震災の復興状況を視察しました。
震災から10年が経過し、所々で住宅や様々な施設が建設されているものの、まだまだ
造成工事がされている状況です。
 数十年ぶりに沿岸に訪れた委員は、景観が全く変わってしまったことに驚いていました。

〇講話
 岩崎氏は、農家の出身であり、農業・漁業・観光が連携したグリーンツーリズムを目指しています。
 また、観光客へ釜石市の魅力を伝えるために郷土料理研究会と連携し、ホテルのメニューとして提供しています。
 震災復興やラグビーカップでの話では、動画を流しながらの説明でしたが、子供たちが作った歌をラグビー会場で合唱するシーンでは研修参加者らが涙していました。
 岩崎氏は「これからは3.11は震災を思い出す日ではなく、大切な人を想う日として、前向きにとらえてほしい」と締めくくりました。

〇参加者の声
・バイタリティー溢れる内容で感動しました。
・グリーンツーリズムの取組を参考に、自分の地域で取り組みたいです。
・命を守るために震災教育の重要性を感じた。委員として、食育で子供たち
に何を伝えるべきか見つめ直します。
・岩崎氏の講話を聴いたあとに、今の釜石市の風景を見ると見え方が変わりました。

【R2.10.29】岩手県農業法人協会が新採用(若手)社員・従業員合同研修会を開催

照井会長の講話


ビジネスマナー研修の様子


農業機械の点検整備講習の様子1


農業機械の点検整備講習の様子2

 岩手県農業法人協会は、会員法人が雇用する新採用(若手)社員・従業員のスキル向上のため、午前にジョブカフェいわてがビジネスマナーの合同研修を開催し、午後は株式会社西部開発農産による農業機械の点検整備講習を行いました。

参加者の感想は下記のとおり

1 法人協会会長の講話について
  参加者の感想は下記のとおり
  ・今より効率よく早くやるにはどうしたら良いか考えながら仕事をするという話がそ
   の通りだと思った
  ・将来、法人の社長を目指している。農業をする若い人達が少ないので自分から
   進んで声掛けをして農業の体験をしてもらえるよう出来ればいい
  ・現在の農業の実情を知ることができた

2 社会人力向上セミナーについて
  ・ビジネスマナー等を今後の参考にしたい
  ・人とのコミュニケーションの大切さが理解できたので普段から積極的に交流し
   ていきたい

3 農業機械の点検設備研修について
  ・オペレーターをする上でとても勉強になった
  ・当社には講師ができる整備士がいないのでとても参考になった
  ・点検、機械の不調の際に役立つ

【R2.5.14】岩手県農業法人協会が県に新型コロナウィルス感染拡大影響対策に関する要望

千葉会長(左)から要望書を受け取る佐藤農林水産部長

岩手県農業法人協会(千葉一幸会長、正会員52、協力会員26)は14日、岩手県農林水        産部長に、農業経営者が持続的に経営を発展させて行くための必要な支援を講じてもらうため「新型コロナウィルス感染拡大影響対策に関する要望書」を手交しました。

同席した会員は、新型コロナウィルス感染症の影響により、肉用牛の売り上げ減をはじめ、外食向けの生産販売や観光農園の集客落ち込み等により、去年の同時期に比べて売り上げが3~4割減少し、経営が圧迫していると窮状を訴えました。

主な要請内容は下記の3項目です。
①金融支援等の相談対応の強化と支援策の分かりやすい情報提供
②新たな生産販売品や販路開拓等への投資に対する支援
③影響の長期化を想定した支援策の整備
などを盛り込んでいます。

千葉一幸会長は「経営者が安心して、生産できるように県の支援をお願いしたい。東日本大震災の際は、流通が止まり、生産品を廃棄することになった。生産者の取り組みが無駄にならないようにお願いする」と県の対応を求めました。

佐藤隆浩農林水産部長は「国の施策を注視し、農業者の皆さんが安心して生産活動を継続し、新たな活動に取り組めるよう、市町村や関係団体と連携し、支援に努めたい」と応じました。