11月13日、岩手県農業会議 杉原永康会長は、阿部恒久副会長、安藤直美副会長とともに、11月9日に開催した「令和5年度岩手県農業委員会大会」で決議した「農業施策の充実に関する要請」を県と県議会に行いました。
阿部副会長、安藤副会長からは、担い手の高齢化や野生鳥獣の被害など、農業における深刻な諸課題を十分に考慮いただき、支援をお願いしたいということ、農家が生活できる環境がなければ、本県の農業はたちゆかないことへの理解をいただきたいという現場の声を伝えました。
杉原会長からは総括として、現場が抱いている危機感を県全体で共有し、先を見据えた農業政策を行ってほしいと要請しました。
岩手県農林水産部 藤代克彦部長からは、「県として、いずれも大変重要な課題と認識している。いかに優良農地を維持・管理し、農業生産をしていくかを考えなければならない。生産資材の高騰に関しても、生産者の負担が軽減されるよう取り組んでいきたい。」とのコメントがありました。
岩手県議会 工藤大輔議長からは、「いただいた要望については、いずれも喫緊の重要な課題であると感じている。野生鳥獣の被害についても、現場の声は各地から届いている。早めの対策を取ること、また対策の捉え方も見直す必要があると思う。共に課題解決へ取り組んでいきたいと思っているので、引き続き声を届けていただきたい。」とのコメントがありました。