農業委員会系統組織は、改正される関連法に沿って、新たな組織体制を整備し、農業・農村の発展に向けた取り組みの充実・強化を図りながら、その責務と役割を十分に果たしていく必要があることから、関連法を始め、農業委員会の役割等に関する理解を深めるとともに、県内3地域ブロック(県南、沿岸、県北)における実践活動事例を共有し、農業委員会活動の充実を図るため開催しました。
1 開催日等
(1)県南ブロック 平成27年9月30 日 「ホテルシティプラザ北上」
<参集範囲> 花巻市、北上市、遠野市、一関市、奥州市、西和賀町、金ケ崎町、平泉町の農業委員会
(2)沿岸ブロック 平成27年101日 「陸中ビル」(宮古市)
<参集範囲>宮古市、大船渡市、久慈市、陸前高田市、釜石市、住田町、大槌町、山田町、岩泉町、田野畑村、普代村、野田村、洋野町の農業委員会
(3)県北ブロック 平成27年10月5日 「いわて県民情報交流センター(アイーナ)」(盛岡市)
<参集範囲> 盛岡市、二戸市、八幡平市、滝沢市、 雫石町、葛巻町、岩手町、紫波町、矢巾町、軽米町、九戸村、一戸町の農業委員会
2 研修内容・日程
(1)農業委員会を巡る情勢と情報事業の推進について
(2)改正農業委員会法について
(3)改正農地法について
(4)農地中間管理事業について
(5)遊休農地対策と農地台帳・地図の公表について
(6)「農地の日」の取り組み結果について
(7)活動記録カード・年度総括について
(8)事例発表
3 事例発表テーマ及び発表農業委員会
(1)県南ブロック
① 利用意向調査及びその後の措置について (一関市農業委員会)
② 全国農業新聞普及の取り組みについて (遠野市農業委員会)
③ 女性農業委員の活動について (奥州市農業委員会)
(2)沿岸ブロック
① 利用意向調査等について (大船渡市農業委員会)
② 遊休農地解消の取り組みについて (久慈市農業委員会)
③ 女性農業委員の活動について (陸前高田市農業委員会)
(3)県北ブロック
① 利用意向調査及びその後の措置について (二戸市農業委員会)
② 農地利用集積等の取り組みについて (紫波町農業委員会)
③ 女性農業委員の活動について(岩手町農業委員会)
「農の雇用事業」では、研修生の資質向上やモチベーション維持のための研修を実施しています。
始めに、岩手県立盛岡農業高等学校農場長の千葉久先生に、『農業の基礎知識』と題して、「日本農業技術検定 傾向と対策 100問」(全国農業高等学校長協会=編)をテキストに、講義して頂きました。2時間という限られた時間の中で、取り組み作目等が異なる研修生を対象に、丁寧に、お話をして頂きましたが、研修生の多くから、分かりやすい講義だったと好評でした。これから、農業技術検定を受験する初心者だけでなく、2級、3級資格を既に取得している研修生全員からも、非常に参考になったという声が聞けました。実際に農業の現場に入った上で、このような初歩的な学習をすることが、資質向上やモチベーション維持に、効果があるものだという確信を得て様な気がします。
午後に行われた二つの講義は、いずれも岩手県の農業の現状をベースにしたホットな内容であり、最前線にいる岩手県農林水産部の担当職員に講師をお願いしました。
最後に、岩手県中央農業改良普及センター県域普及グループの高橋正樹主査農業普及員に、「農業生産力を高める土づくり」について講義して頂きました。
10月3日に、「池袋サンシャインシティ文化会館」(東京都)を会場に開催された「新・農業人フェア」(主催:リクルートジョブズ、後援:農林水産省・厚生労働省)に参加し、岩手県新規就農相談センターの一員として、新規就農を考えている皆さんの、相談に応じさせて頂きました。
岩手県新規就農相談センターブースでは、岩手県農業公社の菅原和仁就農相談員、紫波町において