県認定協 県農林水産部に対して施策提案(平成23年1月31日)

本会が事務局を持つ「岩手県認定農業者組織連絡協議会(以下、「県認定協」)」(会長 永畠幸一=一関市認定農業者の会会長)は、平成23年1月31日、県農林水産部に対して施策提案をしました。

提案事項(主要骨子)
1 認定農業者を地域農業の担い手として配慮した施策運用をしてほしい。
2 認定農業者の活動を支援する事業を創設してほしい。
3 集落営農組織の経営内容の充実強化を支援してほしい。

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提案書を提出する県認定協永畠会長(写真左)。
提案書を受け取る橋本県農林水産副部長(写真右)

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提案書を説明する永畠会長(写真中央)

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提案内容について回答する小田島県農林水産部長(写真中央)

平成23年1月13~14日 平成22年度女性農業委員活動研修会

1 男女共同参画社会基本法と第21回農業委員統一選挙対応方針について
 ファイル 94-1.pdf

 ファイル 94-2.pdf

2 農業者年金、全国農業新聞の普及について
3 女性農業委員の登用に向けた意見交換について
 (1) グループ討議 ファイル 94-3.pdf

 (2) 全体討議
4 家族経営協定の推進について
  講師 中央農業改良普及センター 県域普及グループ経営・農村起業チーム 
      主任農業改良普及員 吉田 純子氏
5 講演
  演題 女性で活きる農業委員会
  講師 福井県敦賀市農業委員会 会長 上野 香代子氏

平成22年度女性農業委員活動研修会

県内の女性農業委員が交流・連携を深めるとともに、地域の指導者としての資質向上を図ることを目的に研修会を開催しました。
開催日時 平成23年1月13(木)~14日(金)
開催場所 盛岡市 ホテル紫苑
参加者数 34人
研修内容 
1 男女共同参画社会基本法と第21回農業委員統一選挙対応方針について
2 農業者年金、全国農業新聞の普及について
3 女性農業委員の登用に向けた意見交換について
 (1) グループ討議
 (2) 全体討議
4 家族経営協定の推進について
  講師 中央農業改良普及センター 県域普及グループ経営・農村起業チーム 
      主任農業改良普及員 吉田 純子氏
5 講演
  演題 女性で活きる農業委員会
  講師 福井県敦賀市農業委員会 会長 上野 香代子氏
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女性農業委員の登用に向けた第21回農業委員統一選挙対応方針を策定しました

 政府は、昨年12月17日の閣議において、男女共同参画社会の実現に向けた平成23年度から5年間の第3次男女共同参画基本計画を策定しました。
 本計画においては、実行あるアクション・プランとするため、「2020年に指導的地位に女性が占める割合を少なくとも30%程度」とする目標に向けた取組を推進することとしています。
 こうした中で、本年7月に「第21回農業委員統一選挙」(本県は16市町村が対象。一戸町は12月)が実施されますが、女性の登用に向け、これまでにも増して重要な意味を持つものであり、農業委員会系統組織の総力を結集して取り組む必要があることから、当会では、農村女性について地域社会への一層の参画に向け農業委員への登用を図るため「第21回農業委員統一選挙対応方針」を策定しました。
 この中で、女性農業委員については、「女性が登用されていない農業委員会の解消」とともに「1農業委員会あたり複数の登用」及び「複数の農業委員会にあっては更なる登用」に向けて取組を進めることとしています。

1 第21回農業委員統一選挙対応方針(pdf) ファイル 33-1.pdf

2 統一選挙実施市町村
   盛岡市、大船渡市、陸前高田市、岩手町、滝沢村、紫波町、金ケ崎町、
   平泉町、藤沢町、住田町、大槌町、岩泉町、田野畑村、野田村、
   普代村、九戸村 

岩手県農業会議会長 新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。皆様には、ご健勝で清々しい新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。

 昨年を振り返りますと、農業委員会系統組織にとっては、何と言っても改正農地法等の本格運用に取り組んだスタートの一年でありました。また、国においては、食料・農業・農村基本計画に基づき戸別所得補償モデル対策が実施されました。そして、気象庁の予想に反して、記録的な猛暑に見舞われ、農畜産物がさまざまな影響を被るとともに、米価が一段と低落し農業者は極めて厳しい状況におかれました。

 こうしたさ中に、TPPが急浮上し、全国で大きな問題になっておりますが、私どもも、昨年11月に開催した第55回農業委員大会において断固阻止の決議を行ったところです。

 昭和の農業経済学者で東京大学の教授をされた東畑精一氏は、「農政は実験ができない。時計を止めないで修理するような政策でなければならない」と有名な言葉を残しておりますが、一度失敗すれば取りかえしのつかいないことになるので慎重のうえにも慎重でなければならないと訴えております。重大な関心をもって今後の推移を注視して参りたい。

 他方、世界農林業センサスの結果が公表され、全国、本県ともに、従事者の大幅な減少や高齢化によって就労構造が急速にぜい弱化しており、また、農水省の別の調査では、2009年の農業産出額が引き続き減少し、農業は、まさに縮小再生産に陥っております。

 こうした現実をふまえ、本県においては、TPPとは全く別問題として、関係機関・団体が一体のもとに、農業の再生に向けた一大全県運動に取り組む時であると考えます。

 本年は、農業委員会法が昭和26年3月に制定されて以来、60周年の記念すべき大きな節目であり、また、農業委員の統一選挙が行われます。 

 今年の干支は兎、「兎の上り坂」の諺があるが、兎は坂上りを得意とします。私どもは、これまでの永い歩みを振り返り、また、先人の英知と努力に思いをいたしながら、今日の農業・農村問題は、急峻で困難な坂ではあるが、地に足を踏ん張って与えられた責務と役割を果たして参らなければならないものと決意を新たにしております。関係各位のご指導とご支援を切にお願いします。

新しい年が皆様にとりまして良い年でありますようご祈念申し上げご挨拶といたします。

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岩手県農業会議
会長 佐々木正勝