昨年3月に発生した東日本大震災は、本県の農業・農村に甚大な被害をもたらしました。
また、農業従事者の高齢化と減少、耕作放棄地の増加など、本県の農業・農村を巡る情勢は厳しさを増しているところであり、人材や農地などの地域資源の再生・活用による農業・農村の活性化が課題となっています。
このため、農業・農村の持続的な発展を目指し、農地や人材などの地域資源の再生・活用による収益性の高い産地づくりや農業経営の高度化などによる地域の活性化を図る観点から本研修会を開催しました。
§ 開催日時:平成24年2月1日(水)10時30分~15時30分
§ 開催場所:盛岡市 ホテルメトロポリタン盛岡ニューウィング
§ 研修内容
1 地域の人と農地の問題解決に向けた取組について
(1) 人・農地プラン(地域農業マスタープラン)の作成について
農林水産部農業振興課 主査 菅野 史拓 氏
(2) 事例報告:農業者の経営意向把握に基づいた農地利用集積の取り組みについて
一戸町産業部産業課 課長補佐 下谷 悦夫 氏
一戸町農業担い手育成指導員 愛木 稔 氏
2 講演
演題:消費者ニーズの動向に対応して
地域資源の活用による農業・農村の活性化
講師:岩手大学農学部 教授 佐藤 和憲 氏
3 パネルディスカッション
テーマ:わが集落・組織の活性化戦略とその実践
コーディネータ:農林水産部農業振興課 総括課長 工藤 昌男 氏
助言者:岩手大学農学部 教授 佐藤 和憲 氏
パネラー:紫波町 農事組合法人 大巻農産 佐藤 正八 氏
平泉町 平泉自然薯の会 菊地 繁志 氏
遠野市 農事組合法人 宮守川上流生産組合 桶田 陽子 氏
山田町 白石集落農業生産組合 越田 正一郎 氏