「奥州・金ケ崎地域女性農業者おしゃべり会」が奥州市内で開催されました。
おしゃべり会は、岩手県女性農業委員ポラーノの会(会長 松本良子岩手町農委会長 会員84名)が地区毎懇談会の一環として、農業に携わる女性が日々感じていることをざっくばらんに話し合い、今後の委員活動に役立てることを目的に奥州市と金ケ崎町の女性農業委員が中心となり開催したもの。両市町の女性農業委員、農業者、県関係者、ポラーノの会事務局の農業会議など33名が参加しました。
「子育てや家事、介護など家族のこと」「農業政策や農業委員に期待すること」をテーマに3つのグループに分かれた意見交換では、「女性が責任を持って仕事ができる」「夫が後押しをしてくれる」といった家族経営協定のメリットや、ワーキングホリデーを活用して学生への農業理解の促進が図られた事例などの今後の活動に参考になる意見が出されました。
奥州市水沢区から参加し、家族で大規模稲作を営む女性農業者は「農業委員主催で難しい会かと思ったが、和気あいあいと子育てや雇用問題のことなども含めて話すことができ良かった」と話していました。
おしゃべり会を主催した奥州市の農業委員の星洋子委員は「女性農業者の悩みを聞いて、家族経営協定の重要性を再認識した。次回からは、「おしゃべり」だけでなく、行政庁へ女性の意見を農業政策に提案していきたい」と今後の活動に意欲を見せていました。