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岩手県農業会議


「女性農業委員と知事との懇談会」を開催


知事と女性農業委員
知事と女性農業委員

平成17年2月18日

岩手県農業会議と岩手県女性農業委員連絡協議会(いわてポラーノの広場)の共催で、「女性農業委員と知事との懇談会」を開催しました。

この懇談会は、女性農業委員から日頃の活動を通じて出てきた課題について、意見及び提言することにより、県の施策への反映を願って開催したものです。

県からは、増田知事、農林水産部千田農政担当技監、県担当課職員を含め7名が、主催側は、県女性農業委員連絡協議会の熊谷会長ほかメンバー6名と農業会議佐々木事務局長、三浦総務・農地部長及び事務局員がそれぞれ出席し、(1)食農教育・地産地消の推進について、(2)家族経営協定の推進について、を主なテーマとして行いました。

「食農教育・地産地消の推進について」では、地元の子供たちと一緒に野菜等の生産体験を実施していること、地元の学校給食への食材提供に農業委員として取り組んでいること、耕作放棄地を農業委員が復元し、その農地を利用しカボチャを生産して地元の保育園等へ提供したこと、旧給食施設利用で味噌加工所の設立へ女性農業委員が支援したことなどの活動を紹介しました。

「家族経営協定の推進について」では、担い手確保と育成のため普及推進を行うにあたり、農業委員自らも率先し締結したこと、協定締結までに重ねた話し合いにより、家族間に連帯感が生まれたこと、締結者による協議会設立で交流会・研修会を開催し締結後に生まれた課題を解消するべく、協定見直しを実践したこと、後継者・女性から積極的に経営参画するようになったことなどを紹介しました。

知事との懇談
知事との懇談

食農教育・地産地消、家族経営協定の推進ともに、今まで以上に支援体制の整備(普及センターの体制強化や教育委員会サイドへの働きかけの後ろだて)が必要であること、今年7月の農業委員統一選挙における女性・青年農業委員の登用への支援もあわせてお願いしました。

懇談2テーマともに、知事には、農業委員会系統組織が関係機関の一員として連携して取り組んできたということについて再認識していただきましたが、皆様にも、今後とも農業委員の活動へよりご支援を賜りたいと存じます。