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岩手県農業会議


平成16年度の全国経営政策推進研究大会開催
全国優良認定農業者表彰と優良市町村農業経営改善支援センター表彰の表彰式のほか、パネルディスカッションが行われた


平成17年1月31日

全国経営基盤強化促進委員会(事務局・全国農業会議所)主催、農林水産省後援で、平成16年度の全国経営政策推進研究大会が開かれた。

この大会では、優良認定農業者表彰と優良市町村農業経営改善支援センター表彰の表彰式ならびに、認定農業者、支援センターを話題とする研究大会が行われ、認定農業者、市町村・都道府県の経営基盤強化促進委員会関係者など全国から約300人が参加した。

本年度の本県推薦者の受賞結果は次のとおりです。

優良認定農業者表彰制度
全国経営基盤強化促進委員会会長賞(個人施設等型部門)
一関市 板橋進 氏
優良市町村経営改善支援センター表彰
西根町農業経営改善支援センター

第1部 平成16年度優良認定農業者等の表彰式

1 あいさつ
全国経営基盤強化促進委員会会長(全国農業会議所 太田豊明会長)
須賀田農水省経営局長
2 来賓
柄沢農水省経営課長
3 表彰審査経過
全国経営基盤強化促進委員会は、平成16年12月に開いた本委員会で優良認定農業者表彰事業、優良市町村経営改善支援センター表彰事業の受賞者を決定。
都道府県経営基基盤強化促進委員会からの応募推薦数は、個人・土地利用型部門で19(昨年22)、個人・施設等型部門で20(昨年27)、法人・土地利用型部門で13(昨年14)、法人・施設等型部門で15(昨年16)、合計67経営体(合計79経営体)の推薦があった。昨年度の79経営体より減少した。市町村経営改善支援センター表彰には、27市町村(昨年30)の推薦があった。

優良認定農業者の農林水産大臣賞受賞者は次の通り。

個人・土地利用型部門
帰山安夫氏(福井県大野市)
稲作と作業受託、大豆加工中心の経営。中山間地においても低コスト経営を心がけて、新規就農希望者等の研修受け入れ、小・中学校への食材供給を通じた地産地消等の取組みが高く評価された。
個人・施設等型部門
矢野 丸吉氏(愛媛県大洲市)
施設トマトと転作作物受託がメインの経営。施設トマト、大豆での高度な技術体系と収益力が評価された。
法人・土地利用型部門
(有)藤岡農産(秋田県合川町)
秋田県合川町において1戸1法人で稲作を中心に展開する経営。いかに売れるコメを作るかをモットーに30ヘクタールのコメを直接販売している。農業委員も務めており地域からの信頼も熱く、効率的に集落の農地を集積している。
法人・施設等型部門
(有)丸浅苑(徳島県徳島市)
菌床しいたけを生産販売する。独自に蓄積したデータを元にした経営(管理)プログラムにより効率的な経営を展開している。大学との共同研究による「キノコエキス」を商品開発し、売上も伸ばしている。

優良市町村経営改善支援センターには、全国経営基盤強化促進委員会会長賞が授与された。

研究大会の様子